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【真似してみ】「普段どうやってメニューを考えているんですか?」について解説します。

「普段どうやってメニューを考えているんですか?」という質問についてお話ししていきます。

僕の料理会(特に自宅で行うもの)に参加したことがある方は、その「品数の多さ」に驚かれることが多いです。

ほぼコース料理のような構成になっているので、びっくりされるんですよね(笑)。

普段はこんな感じ。

実はこのコース料理には規則性があります。

そこで今回は、僕なりの「メニュー構成」について詳しく語っていきます。

僕自身、これまでさまざまな人の家で料理を作りながら試行錯誤を重ねてきました。

「メニュー構成」は特に意識して改善を重ねてきた部分です。試行錯誤のポイントも含め、余すところなくお伝えしていきます!

目次

基本的なメニュー構成

僕がベースとしているメニュー構成は以下の通りです:

  1. パン、ポテチ、煎餅
  2. 前菜:3種類
  3. 鮮魚
  4. サラダ
  5. 温菜:2種類
  6. 魚料理
  7. 肉料理
  8. ご飯もの・パスタ
  9. デザート

ちなみに、和食、中華、イタリアン、ビストロフレンチといったジャンルを問わず、この構成はほぼ共通です。それぞれのパートについて、これから詳しく解説していきます。

思ったより重要な「パン、ポテチ、煎餅」

家で食事を振る舞う方々、洋食の場合は、最初からパンを用意してみてください。

これだけで飲み会の満足度が段違いで上がります。

パンを置く理由は、「参加メンバーの食欲のばらつきを埋めるため」です。特に15時スタートの場合、昼をしっかり食べてきた人と空腹状態で来た人では、最初に求めるものが大きく異なりますよね。

僕が普段用意するのは、松原商店街にあるサン・ペルルさんのバゲット。なんと300円台というお手頃価格です。

地元で愛され続けるパン屋さん 松原商店街の「サン・ぺルル」 - 相鉄線に乗ろう‼

ただし、パンには2つの弱点があります。「お酒に合わない」「和食に絶望的に合わない」です。この弱点を補うために、僕はポテチや煎餅も用意します。

おすすめのポテチ:

煎餅のおすすめ:

  • 亀田製菓 技のこだ割り(120g×6袋)
    日本酒との相性が抜群です。スーパーで手軽に買えるのも嬉しいポイントですね。もう少し高級なものなら、「銀座あけぼの」の煎餅もおすすめですが、普段使いには少し贅沢かもしれません。

前菜の目的は「食欲増進」

次に、前菜です。

前菜は、世界各国のコース料理に必ず登場しますが、その目的はどこでも共通して「食欲増進」です。

どうやって食欲を増進させるか?前菜には以下3つを意識してます:

  • 塩味・酸味を強めにする(胃を活発化させる)
  • テーブルを華やかにする(食事へのモチベーションを上げる)
  • お腹を満たしすぎない

僕の場合、前菜は3種類ほど用意し、できるだけ暖色系の食材を使うように意識しています。カプレーゼやキャロットラペはその典型例です。前菜一覧は別途作りたい所存。

カルパッチョ、刺身

色々な考え方があるのですが、最初に出る料理でいちばん旨味が強いパートなので、無意識に料理の印象を左右するものだと思っています。

そのため、この後出てくる魚料理(温菜)よりも金額は高いやつを買ってます。
※カルパッチョの食べ方は10種類くらいレシピがあるので、そのうちまとめますね。

立ち位置が難しいサラダメニュー

サラダメニューは立ち位置が難しいんですよ。

すぐにヘタれるので、テーブルにいる寿命も最も短いです。

ただ前菜で大事な要素を全て満たしているので基本作ります。緑の食材ってサラダくらいですから。

僕自身、サラダはそこまで頑張らないで、新鮮なレタスを買って、めちゃくちゃシンプルなドレッシングを作ることが多いです。
サラダ編は別でまとめます。

メインへの繋ぎ役:温菜(2種類)

温菜は言葉通り、メインの肉、魚以外の温かい食材。

なのでひき肉、内臓、イカ、タコ、貝類、甲殻類が登場しますね。

個人的に意識しているのが、敢えて味・旨味は濃いめにしてます。最も酒飲みにとって嬉しいものが並ぶので。

具体で説明すると、この段階では白・スパークリングワインはキリッとした辛口、赤も重めなボルドーのよりもピノノワールら辺と相性良くなるように作ってます。

僕の場合、普段出すのが、レバー、イカ、タコ、ホタテ、白子とかですね。酒飲みさんはたまらないでしょ。

 

一癖も二癖もある食材が好きですが、そこまで調理も難しくないのが嬉しいところ。レシピは別途まとめます。

難しい魚料理、実は難しくない肉料理

ぶっちゃけ、コース料理の中で省くことが多いのは「魚料理」です。

まず魚って取り分けが面倒なんですよね。それに単価も高めです。

さらに、料理スキル的に魚料理は難しい。火入れのタイミングやソース作りには繊細さが求められます。

この点、自分も伸びしろがある分野だと思っています。いずれ詳しいレシピをまとめて紹介したいと思います。

一方で、肉料理は必ず出します。

お肉が嫌いな人はまずいないですし、火入れの基本さえ覚えれば、簡単に作れるからです。

難しいのは仕入れです。肉の火入れについての知識がある程度身についたら、あとは肉の品質が勝負です。

そこでおすすめなのが、精肉店の店員さんと仲良くなること。

僕は松原商店街の「肉のえんどう」で、おっちゃんと雑談しながら買うことが多いです(笑)。
※そのおっちゃんへの感謝を込めた記事もいずれ書きたいと思っています。

ちなみに、普段提供するレバーや宮崎牛はすべてここで仕入れています。正直、デパートやスーパーで売られているお肉は高すぎて、もう買おうと思わなくなるくらいの価格と品質なんです。

また侮れないのがコストコ。

ここ数年で何回コストコのブロック肉を捌いてきたことか、、、

これだけで記事にできるので、少々お待ちください。

今までの「まとめ」であるご飯・パスタ

食事パートでは最後であるご飯・パスタ。

俗にいう〆です。

ご飯・パスタは今まで提供した前菜、温菜、魚、肉で使った食材を合わせて、今まで出した料理を振り返る感じで提供するのが好みです。

作った料理はこんな感じ。

焦がし玉ねぎとパルメザン、ゴルゴンゾーラ、クリームチーズを使ったパスタ。

チーズの旨みでめちゃくちゃ酒に合う一皿。

苦手ですが、絶対にあると嬉しいデザート

最後を締めくくるデザート。

断言します。デザートがあるだけで満足度が爆上がりです。

ただデザートは準備・機材の工数がエグいんですよ、、

なのでデザートは「食べたければ買ってきて!!」って素直に人任せします。ほぼ9割買ってきてくれます。本当に感謝です。笑

今年は本格的にデザートを頑張りたいので、もし作って欲しいものがあればご連絡ください。

いかにテーブルに戻ってみんなとお酒を飲むか

ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます!

僕が普段どれだけ面倒くさいことを考えながら料理を作っているか、おわかりいただけたかと思います(笑)。

ただ僕は、こうした準備や工夫を全く苦に感じない性格なので、ぜひ気を使わずに、普段通り飲んで楽しんでいただければと思います!

最後に、なぜこのメニュー構成を採用しているのかというと、「料理を振る舞うのに適しているから」です。

フランス料理やイタリア料理を食べたことがある方なら気づくかもしれませんが、僕のメニューには「スープ」がないんです。

これは単純に、飲み会で個別にスープを提供する時間がもったいないから。

料理そのものを楽しむのはもちろんですが、「いかに早くテーブルに戻り、みんなとお酒を飲むか」も重要な要素だと考えています。

もし「真似してみたい!」という物好きな方がいれば、ぜひ試してみてください(笑)。

次回もお楽しみに!

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