コストコのお魚といったらアトランティックサーモンですよね。
あのデッカいサーモン…めちゃくちゃ好きで、6人くらいでパーティーするなら大体買っています。
かれこれ10回以上は間違いなく捌いていますね。
ただ、あまりにもデカすぎるのと、扱い方がわからないという方も多いと思います。
ちなみに私…アトランティックサーモンでコース料理を作るくらい好きです。
その時の写真はこんな感じ。友達の誕生日会で、割と良いスパークリングワインも買って嗜んでいました。
美味しそうでしょ〜。笑
今回はコストコのアトランティックサーモンの攻略方法について解説します。
アトランティックサーモンの切り方・攻略方法
まず、アトランティックサーモンの切り方について解説しましょう。
基本的にアトランティックサーモンは以下の4つの部位に分かれています。
- 大トロ
- 背身
- 腹身
※ 厳密に分けるなら「尾身」もありますが、今回は省略します。
切り分け方に関してはこれ見てください。僕が書くよりもわかりやすいので。
正直、どの部位でも刺身で余裕で食べられるくらい美味しいです。笑
ただ、それぞれ得意分野が異なるので、部位別に調理方法を解説します。
ちなみに、捌き方は結構簡単です。プロの技術は流石に違いますが、細かいことを気にしなくても全然美味しいですよ。
刺身一択な大トロ。ただ脂をどう扱うか
最初は大トロ部分ですが、正直「刺身・カルパッチョ」一択です。
一番脂が乗っているところなので、シンプルに塩・オリーブオイル・ハーブ類を加えて、スパークリングワインを流し込みましょう。
ただ、大トロの難点は脂が重いこと…。
大人の方はずっと食べていると流石に飽きてしまいます。
醤油・ワサビだけでもめちゃくちゃ美味しいですが、サーモンでコース料理を作るならちょっと工夫したいところ。
その際は、こんなレシピでカルパッチョにしています。
カルパッチョのドレッシング
- 粒マスタード(小さじ1)
- ワサビ(少量)
- 醤油(小さじ2〜3)
- 白ワインビネガー(小さじ2〜3)
- オリーブオイル(小さじ2〜3)
- ハチミツ(小さじ1)
- 塩(ひとつまみ)
- ケッパー(もしあれば)
- ディル(もしあれば)
ちなみに、出来上がりはこんな感じ。
モッツァレラチーズも加えるとワインにも合い、華やかになりますね〜。
また、違うレシピを作るなら、サーモンとアボカドでタルタルにするのもおすすめ。
レシピは以下の通りです。
サーモンとアボカドのタルタル
- ワサビ(少量)
- 醤油(少量)
- オリーブオイル(小さじ2〜3)
- 塩(ひとつまみ)
- ケッパー(もしあれば)
- ディル(もしあれば)
ちょっと甘さが欲しい人は、ほんの少量だけハチミツを入れると味がまとまりますよ。
腹身は低温調理が最強
お次は腹身です。
マグロだと中トロのイメージが近しいかもしれません。
腹身も正直刺身が美味いです。
ただ大トロに続いて生物が続くと飽きるので、個人的に腹身は低温調理がおすすめ。
フレンチ・ビストロだと「ムキュイ」ってやつですね。
要するに「半なま」の状態にします。
盛り抜きで、この火入れのサーモンを調理すると、マジで噛むのがいらないくらい、口の中でホロホロになります。
「えっ難しそう、、、」って思いました?
低温調理器あればめちゃ簡単です。レシピ・作業工程はこんな感じ。
正直工程はチャットGPT見てくれた方が早いですよ。ちょっと僕流にアレンジしてます。
低温調理の作業工程
1. 下準備
- サーモンの表面の水分をキッチンペーパーで丁寧に拭き取る。
- ジップロックに塩、胡椒、ハーブ、レモン輪切り、オリーブオイルで15分くらい置く。
- 15分後、軽く水で洗い流し、再度キッチンペーパーでしっかり水分を拭き取る。
2. 真空パック
- サーモンを真空パック用の袋に入れ、オリーブオイルを加えて全体を軽くコーティングする。
- 空気を抜いて密封する。
3. 低温調理
- 低温調理器をセットし、温度を**45〜48℃**に設定する。
- 45℃:しっとりした半生食感
- 48℃:ややしっかり目の仕上がり
- 調理時間は30分。
- サーモンは火が入りすぎると崩れやすくなるため、時間を守るのがポイント。
- サーモンは火が入りすぎると崩れやすくなるため、時間を守るのがポイント。
4. 仕上げ
- 低温調理後、袋からサーモンを取り出し、表面の余分な水分を軽く拭き取る。
- サーモンをそのまま盛り付けても良いが、香ばしさをプラスしたい場合は以下の手順を追加:
- フライパンを中火で熱し、ほんの少量のバターやオリーブオイルを敷く。
- 表面を数秒だけ焼いて軽く香ばしさを出す。
どうしても難しく見えますが、少し下処理して、袋にサーモン入れて、低温調理器にかけるだけです。
出来上がった料理はこんな感じ。
めちゃくちゃ映えますね。
背身は焼きがベスト
お次は背身です。
アトランティックサーモンの中ではもっとも脂が少ない箇所です。ただ前述したように刺身で食べても美味いです。
ただやっぱりおすすめの調理法は「焼き」ですね。焼く場合のコツはこんな感じ。
下準備
- 水分を拭き取り、塩を10分前に振って下味をつける。
- オリーブオイルを軽く塗ると脂が少ない背身でもしっとり焼けます。
焼き方
- フライパンを中火で熱し、少量の油を引く。
- 背身は薄めなので、片面2分、裏面1分程度で焼きすぎないのがポイント。
- 焼き上がり直前にバターを加えて風味をプラス。
マジでシンプルです。笑
なのでこだわりたい方はソースに徹した方が良いでしょう。
おすすめのソースが2種類あるのでレシピまとめます。
ゴルゴンゾーラクリームソース
準備
- ゴルゴンゾーラチーズを小さく切っておきます。
- 生クリームと牛乳は合わせておき、塩分が濃くなりすぎないよう分量を調整可能にします。
- 個人的に牛乳はなくてもOKです。牛乳がない場合は、キリチーズで作ることも多いです。
ソースを作る
- フライパンにバターを溶かし、中弱火で白ワインを加えアルコールを飛ばします。
- 生クリームと牛乳を加えて軽く混ぜ、沸騰させないよう注意します。
ゴルゴンゾーラを溶かす
- ゴルゴンゾーラチーズを加え、弱火で混ぜながら完全に溶かします。
- 塩と胡椒で味を調整。濃度が強すぎる場合は牛乳で調整してください。
ポイントはちゃんと白ワイン使って香り立たせることくらいです。
出来た料理はこんな感じ。自宅フレンチって感じですね。
ただゴルゴンゾーラを準備するのが面倒な方はレモンバターソースもおすすめ。レシピまとめておきます。
レモンバターソース
準備
- バターを溶かす
- 小鍋やフライパンにバターを入れ、中弱火で溶かします。
- バターが溶けたら、さらに軽く泡立つくらいまで加熱して香りを引き出します。
- レモン汁と白ワインを加える
- レモン汁を加え、全体をよく混ぜます。
- 次に白ワイン(または水)を加え、弱火で1〜2分ほど軽く煮詰めます。
- 味を調える
- 塩と胡椒で味を整えます。
- 味見をして、酸味が強ければ少量のバターを追加してまろやかにしてください。
こっちの方が材料少なくて簡単ですが、扱う材料がシンプルなのでちょっと難易度高いです。
出来た料理はこちら。もし気になる方はぜひ。
いかに飽きさせないかが重要
以上、コストコのアトランティックサーモンの攻略方法でした。
今回からレシピも載せてますが、そこまで難しくないでしょ。
今回みたいに一点食材のコース料理で大事なのは「飽きさせない」ことに尽きます。
この考え方は他のコース料理にも言えることで、同じ味が続くと美味しいと感じてもらえなくなっちゃうので、かなり工夫が必要です。
ちなみに全て使い切るのであれば4人~6人くらいいると今回みたいに楽しめます。
推奨はやっぱり6人以上ですね、単価も1人1,200円くらいですし。
私のように、1日で全て作ってみる人は少ないかと思いますが、「部分的に使って、余ったら冷凍する」くらいがちょうど良い食材ではないでしょうか。
では次回もお楽しみに~。