いきなりですが、普段ジンって飲みます?
なぜか僕の周りには、ジンを常備している家が多いんですよ。
そういう家には大抵、混ぜるためのステアとカクテルメジャーが置いてあります。どんだけ酒が好きなんでしょうね。笑
ジンならではの醍醐味は、なんと言ってもボタニカル(ハーブ・スパイス)だと思うんですよ。
ただ、このボタニカル(ハーブ・スパイス)が料理に合うのかと言われると、非常に難しいところでして。
今回は、そんなジンについて語っていきます。
海外のジンはやっぱりバーで飲むお酒ですかね
先に結論からいうと、やっぱりジン単体は料理に合わせにくいです。特に海外製はなおさらです。
その背景もちゃんと説明しますね。
「ジンとは何か」をChatGPTに聞いてみると、「穀物を原料とし、ジュニパーベリー(杜松の実)を主に、さまざまなハーブやスパイスで香りを付けた蒸留酒のこと」らしいです。
有名どころだと、ビーフィーター(Beefeater)ですかね。
ビーフィーターのボタニカル(ハーブ・スパイス)は以下の構成になっています。
- ジュニパーベリー(杜松の実)
- コリアンダーシード
- アンジェリカルート(アンジェリカの根)
- アンジェリカシード(アンジェリカの種)
- リコリス(甘草)
- オリスルート(アイリスの根)
- アーモンド
- レモンピール
- セビリアオレンジピール
正直、料理と相性が良いとは思えないですよね。
肉料理とかだったらそれなりに美味いんですが、ジンってソーダ単体で飲む人も少ないですし、ジントニックのトニックの甘みとライムが肉と合っているだけなのでは? と思ってます。
他に海外製だと、モンキー47やボタニスト、タンカレーNo.10も美味しいですが、正直「バーで飲むべき酒」の印象です。
ジャパニーズジンは和食と相性抜群
このように、ジンは料理に合いにくいと思ってますが、ジャパニーズジンは別枠で、個人的によく買います。
ジャパニーズジンの代表格はやっぱり「季の美」。
良い値段しますが、和食との相性が最高です。もともと和食のペアリングを想定して作られており、ボタニカル(ハーブ・スパイス)もこんな感じ。
- ジュニパーベリー(杜松の実)
- 柚子ピール
- レモンピール
- 玉露(宇治産の緑茶)
- 赤紫蘇
- 生姜
- 山椒
- 檜(ひのき)
- 竹の葉
- オリスルート
- (その他スパイス・ベース用ボタニカル)
まさにジャパニーズジンなラインナップですね。マジで和食に合いますよ。
ただ、結構良い値段するので、一番買うのは結局「桜尾」ですかね。次点でミニボトルの「六」です。これも比較的食事と相性が良いです。
あと有名どころだと「翠」ですが、「角」と同じような扱いができるので気に入ってます。
味とは関係ないですが、桜尾ってやたらボトルがカッコいいよね。
激推し:中華料理と相性抜群なジャパニーズジン「岡山」
世にも珍しい、中華料理と相性が良いジャパニーズジンを紹介します。
これ、騙されたと思って買ってみて。高いけどマジでうまいから。
ある先輩の家で中華会をしたのですが、その時に笑顔で用意してくれました。
2人で全て飲み干してベロベロになったのは良い思い出です。笑
ボタニカル(ハーブ・スパイス)もこんな感じ。「季の美」と全然違うでしょ。「季の美」よりもさらに複雑な味がします。
- ジュニパーベリー(杜松の実)
- 岡山県産のフルーツ
- 白桃:岡山を代表する特産品。香りづけや甘やかな風味に寄与。
- マスカット:同じく岡山が誇るブドウの一種。爽やかな甘みと華やかな香りをプラス。
- シトラス系ピール
- レモンピール
- オレンジピール
- ハーブ・スパイス系(一般的なジンのベース)
- コリアンダーシード
- アンジェリカルート(アンジェリカの根)
- オリスルート(アイリスの根)
- リコリス(甘草)
- その他、岡山ゆかりの素材
- もみじの葉を使っている例も報じられたことがある(商品・時期による)。
- 地元産ハーブ(ローズマリーやミントなど)を少量使用している場合も。
おそらく、スパイスが良い味を出しているのでしょうか。調味料が非常に複雑な中華料理(特に四川料理)と相性抜群です。
結局はバーで映えるお酒だと考えています
以上、酒について語ります。【ジン編】でした。
ジンはスピリッツ・リキュール、その他で内包する予定だったのですが、結局ジン単体でもコンテンツができちゃいました。笑
改めてジンについて考えてみたのですが、やっぱりバー向けのお酒ですね。比較的シンプルな飲み方が主流のウイスキーとは違い、ジンがメインのカクテルって星の数ほどあると言われています。
例えば、ジントニックやマティーニなんかがそうですね。
なので、冒頭でも話しましたが、ジンを置いているご家庭にはほぼ確実に、ステアとカクテルメジャーが置いてあります。
ただ、絶対にバーで飲んだ方が美味しいんですよね。
それぐらいカクテルは奥が深い分野だと思います。
次回もお楽しみに〜。